浅間橋。上流部（水道原水）、中流部（下水の高度処理水）、約３０ｋｍを流れてきた開渠の水路はここから下流部、約１３キロ（途中３か所、暗渠をまぬがれた箇所を挟んで）の暗渠の旅が始まります。2015.3撮影

中央自動車道と環八通りが交差する中の橋交差点。ここで左へ分岐した導水管で、水は井の頭線・高井戸駅付近の神田川（第１回へ）に流れ下ります。2014.10

玉川上水第二公園。ここからは暗渠の管路上に造られた、遊歩道と公園が続きます。たくさんの樹木が育ち、生物観察、ハイキング、語らいの場となるベンチなどもあり、魅力的な場所となっています。2015.3

玉川上水第三公園。正面に見えるのは小菊橋のレンガ製の欄干。流路にはこの先にもいくつかの欄干の遺構が残されています。2015.3

正面に見えるのは流路の真上に立地する和泉水圧調整所。ここはかつて淀橋浄水場建設に合わせて造られた新水路（明治３2年～大正１２年、関東大震災により崩壊、廃止）と玉川上水との分岐点でした。昭和１２年（１９３７年）からは、廃止した新水路に変え、近くの甲州街道地下に新たに導水管を設置しました。2015.3

渋谷区代々木４丁目、かつての流路にある「三字橋」の欄干。2015.3

文化学園大学前広場に、暗渠の導水管を示すプレートがありました。2015.2

四谷大木戸跡付近の暗渠内部（カルバート縦4.5ｍ×横5.6ｍ）

写真提供：新宿区役所　２００５年（平成１６年）３月、「新宿御苑・玉川上水を偲ぶ流れ」を計画中に調査。

終点四谷大木戸付近の玉川上水を描いたと言われる、歌川広重「名所江戸百景」。暗渠となった玉川上水はこの絵の場所、新宿御苑北縁の道路下に埋設されています。